良いときも悪いときもあるという独り言

ふくふくファームの沢森です。今日はいつもの小さい写真もありません。

先ずは良い方。

有機JASの認証がおりました! 

この認証の苦労は並々ではなく認証を目指す農家でないとわかりません。

様々な人々の助けがあり取得できました。米ぬかとえごま油の搾りかす、カキガラでにんにくの肥料としています。無農薬・無化学肥料はもちろん、動物の堆肥も使いません。(もちろんすべてのにんにく畑ではありません。種採取専用の慣行栽培ほ場や減農薬もしくは有機JAS認証されていない無農薬無化学肥料のほ場もあります)。

ちなみにえごまはすべて無農薬・無化学肥料です。

にんにくはとても恐ろしい致命的な病気が(にんにくが10年はその畑に植えられなくなるほどの病気!!!!)があります。そしてそれはにんにく農家にとってその恐怖と背中合わせのもの。だから無農薬・無肥料は下手したらにんにく栽培をやめて首をくくらなければならないほど切実でリスクが高いものです。

だから、ふくふくファームがにんにくやめたら辞めざるを得なかったんだと思ってください。そのくらいの覚悟と恐怖が無いとにんにく農家はできません。ワタシはリピートしていただいているお客さまもいらっしゃるので毎年美味しいにんにく届けたいです。


悪い方はというと、

今年度収穫のえごま油やっと出品開始しましたが、待っていただいていた直接のご注文や予約はいつも通り順調ですが、amazonサイトは思わしくありません。amazonさんでの販売は農繁期もamazonさんから出荷してくれるので助かっていましたが、8月位に在庫が切れてしまい、久々の出品でしたが、それゆえかなぜかほとんど売れなくなりました。自分なりに原因を探っています。消費者視点から何かお気づきでしたら教えてください。amazonさんからもページの見直しやお客さまの見え方など勉強したりレクチャーしてもらう予定ですが。出口が見えません。考え出すと正直辛いです。

多分、丁度低評価レビューついたからかもしれませんがご意見として真摯に受け止めます(ただし悪い評価はまるまる受け止めると心に良くないです。実際ワタシは低評価で寝れなくなる豆腐メンタルです)。大きい会社様(例えば〇清オイリオさんとかetc)と違い無添加で未精製のため風味があるので精製した油脂を食べなれているとお口に合わないのかもしれません。いつもお客さまからくせが少ないとは言われますが、精製した油は無味無臭に近いので未精製のえごま油を召し上がる場合、酸味のある食品(ヨーグルトなど朝食がおすすめ)にかけて頂くと良いかもしれません。

実際は精製した油脂が良いとは限りません。それは栄養が抜けてしまっているんです。えごま油の栄養はアルファリノレン酸だけではないのです。その他の食品もそうです。現代の食は美味しくない、くせがあるからと食品自体をそぎ落とし良いとこばかり食べすぎだとワタシは思います。

こういったことも悪くだけとらえても仕方ないですね。

ワタシの力不足でしょう、農業のことだけでなく売ることについて一生懸命勉強が必要なんでしょう。えごま油の種類も増えましたし、それは消費者にとっては良いことです。ワタシも同業の方に負けないように頑張ります。

冬場は順調ににんにくを磨いて出し、えごま油も売っていく。スムーズに進めてこそ春に農作業に精を出せるのであります。道半ばになってしまってはリピートしている方に申し訳がないので苦しくても気持ちで負けません。どうかよろしくお願い致します。


田子の農家ふくふくファーム

2017年10月、青森県田子町地域おこし協力隊を卒業後は新規就農の道へ。正直だれも望んでいなかったと思う。しかし、田子町に来た時から素晴らしい第一次産業があり、活性化させることが田子町のためになると思い決断した。百姓として都市部の生活とは違った形での人生を送ろうと考えている人のために、自分は道を作りたい。      2018年5月 沢森靖史

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